1949-09-07 第5回国会 参議院 建設委員会 閉会後第3号
一番下流のケンタッキーダムから頂上、上流のダムまで約一千キロであります。六千五百分の一の勾配でありまして、非常に勾配の緩かな河川でありまして、その一千キロの間に九ケ所のダムが設けられております。ところが只見川におきましては、平均勾配が三千二百分の一であります。延長百八十キロの長さに十六ケ所のダムを作ろうというのであります。だから川そのものが本質的に似て非なるものがあろうと、こう思うのであります。
一番下流のケンタッキーダムから頂上、上流のダムまで約一千キロであります。六千五百分の一の勾配でありまして、非常に勾配の緩かな河川でありまして、その一千キロの間に九ケ所のダムが設けられております。ところが只見川におきましては、平均勾配が三千二百分の一であります。延長百八十キロの長さに十六ケ所のダムを作ろうというのであります。だから川そのものが本質的に似て非なるものがあろうと、こう思うのであります。
ただ只今申上げましたように、私達の信ずるところでは飽くまでもこの残された只見川の特色のある地点、只見川というものの特異性を発揮して、最もこの河川に適合した開発方式をやらなければならないということは、どこまでも私達の信ずるところでありまして、このテネシーヴァレーが開発される場合に、一番下流のケンタッキーダムから上流のノーリスダムに至るまで九つの堰堤によつて総合開発をやつた。